志の輔らくご in PARCO 2026 感想|「ああ、正月だな」と胸が温かくなる、年始の定点観測

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ハレの場所「志の輔らくご in PARCO」

渋谷のど真ん中、PARCO劇場に足を踏み入れた瞬間、
胸の奥がふっと温かくなりました。

にぎやかな街の空気から一歩離れ、
ここだけはきちんと「正月」が用意されている。
その感覚に、まず安心します。

今年も立川志の輔さんの
「志の輔らくご in PARCO」を観に来ることができました。
それだけで、もう十分に縁起がいい。

観終えたあとに残ったのは、
強い高揚感ではなく、
静かで、あたたかい余韻でした。

初めての人にもやさしい「正月×PARCO×落語」

落語に詳しくなくても大丈夫です。
むしろ、この公演は「わかろう」としなくていいと思います。

志の輔さんも話していましたが、
新年は厳かに構えるものというより、
「初笑い」という日本の文化が、ちゃんとここにあります。

渋谷というハレの場所、
正月という区切りの時間、
そしてPARCO劇場という特別な箱。

そのすべてが重なって、
自然とこちらの背筋が伸び、
でも心はゆるんでいく。

お正月限定の出囃子が流れると、
「あ、今年もここから始めていいんだな」
そう思わせてくれます。

淡々と差し出される、話芸の頂点

ここ数年、志の輔さんの噺には
どこか人情の重みを感じます。

社会の不安や揺らぎを、
直接語るわけではない。
けれど、枕も噺も、
どこか現代と地続きで、
「心を締め直す」ような感覚が残る。

特に最後の一席。

余計な装置はなく、
シンプルな背景、黒い着物、
スポットライトに照らされる志の輔さんだけ。

その瞬間、
おばあさんにも、おじさんにも、
どんな人物にも見えてくる。

話芸の頂点とは、
こういうことなのだと思います。

志の輔らくご in PARCO 2026 演目

(ネタバレなし|2026/1/11現在)

1ヶ月公演のため、ネタバレなしにしています。
そのため、演目や噺の内容については触れません。

※千秋楽を迎えたら、演目についての追記を予定しています。

正月PARCOならではの楽しみ(グッズと展示)

観劇だけで終わらないのも、
この公演の楽しさです。

今年も手拭いを購入しました。
毎年集めているのですが、2026年は二種。

  • 芸歴44周年を、44本の「にんじん」で表したデザイン
  • 志の輔さん直筆による「一粒万倍」

どちらも、使うたびに
正月の記憶が立ち上がります。

今年は後厄ということもあり、
初めて招き猫も購入しました。
おみくじは中吉で、少し辛口。

でも、袋を開けた瞬間に広がる
枡の木の香りが、妙にうれしかった。

会場に展示されていた午年の馬の造形も印象的でした。
正直、最初は驚きましたが、
「これは縁起がいいな」と、
思わず写真を撮ってしまいました。

「ああ、正月だな」と思えた

観終えたあと、
胸が温かく、静かで、
今年もまたここに来れて良かったと、
心の底から思いました。

そして自然に、
来年もまたここに戻ってきたいと思う。

晴の輔さんもすっかりテレビの顔になりましたね

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