七夕の日、さいたまスーパーアリーナにあるTOIROで開催された「第七十三回TOIRO寄席 柳家三三独演会」に足を運びました。外は猛暑にもかかわらず、会場は笑いの渦に包まれ、心地よい時間が流れていました。
今年二度目の再会
今年二度目となる柳家三三師匠の独演会。前回の「よってたかって新春らくご’24」以来で、今年はなかなか寄席に足を運べていなかった分、期待もひとしおです。今回は初めて耳にするネタばかりで、新鮮な驚きと笑いを届けてくれました。
第七十三回TOIRO寄席 柳家三三独演会(2024/7/7)@TOIRO
- 古今亭松ぼっくり
- 転失気
- 柳家三三
- 盃の殿様
- 柳家三三
- 五目講釈
古今亭松ぼっくり「転失気」
開口一番を飾ったのは、古今亭松ぼっくりさん。声は非常に通りが良く、会場全体に響き渡りました。「転失気」では、和尚さんの愛らしいキャラクターが印象的で、観客の心を掴んでいました。
柳家三三「盃の殿様」
続いて登場したのは、柳家三三師匠。暑さやTOIROでの過去の思い出、さらには都知事選に絡めた時事ネタを交えながら、軽妙な枕で笑いを誘いました。「盃の殿様」では、殿様と吉原の花魁、弥十郎との掛け合いが見事で、特にリニアモーターを絡めたオリジナルアレンジが秀逸でした。
柳家三三「五目講釈」
最後に披露された「五目講釈」は、講談をテーマにした噺。若旦那が講釈師として登場し、その歯切れの良い語り口に引き込まれました。ジェネリック医薬品からドラえもん、サザエさん、新撰組と、ユニークな調合が満載の内容に、観客は終始笑いが絶えませんでした。
演目
猛暑の中、最高気温38℃という過酷な日も、三三師匠の噺で笑いに変わりました。吉原を舞台にした噺といえば、いつか三三師匠の「千早振る」を聴いてみたいものです。
TOIRO寄席
“十人十色”から名付けられた「TOIRO」は、その名の通りお客さまのさまざまな目的を叶える可変性と対応力を備えたスペースです。人が集い交流することで新たな色が生まれ、そんなお客さまの生活やビジネスを彩るコミュニケーションスペースを目指しています。
TOIRO 公式サイト
TOIRO寄席には何度か訪れたことがありますが、その度に新しい発見があります。ポスターがロビーに並べられ、過去の記憶を呼び覚まします。小ホールのため、どの席に座っても舞台がよく見えるのが魅力です。
下の階には、さいたまスーパーアリーナでのこれまでの公演の歴史が飾られており、その場の雰囲気をさらに引き立てます。
柳家三三師匠の独演会は、暑さを忘れさせるほどの笑いと感動に包まれました。次回のTOIRO寄席も楽しみにしています。皆さんもぜひ足を運び、笑いの渦に巻き込まれてみてはいかがでしょうか。
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Tomorebiは、Tomo + Komorebi(木漏れ日)から生まれた言葉です。
「光が当たる場所とそこに映る影を描く」ことをテーマに日々の暮らしに寄り添う作品を描いています。
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