#16 ストロベリームーン

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短編絵画

「ねぇ、知ってた?ストロベリームーンが来るらしいよ。」
小さな苺が、ひそひそ声でつぶやいた。
隣の苺は目を丸くして、「ほんとに?月が苺色になるの?」と聞き返す。

畑の上では、昼の陽ざしがまだ強い。
けれど夜になると、空に浮かぶ満月がほんのり赤く染まるらしい。
人はそれを“ストロベリームーン“と呼ぶのだと、風が運んできた噂話が、苺たちの耳に届いたのだった。

「ぼくらが空に映るのかな。」
「だったら、いちばん赤いのはどの子だろう。」

苺たちは顔を寄せ合い、うれしそうに頬を染める。
誰もが自分の赤さを誇らしく思いながら、それでいて少し照れくさかった。

やがて夕闇が広がり、東の空に月がのぼる。
ほんのりとした赤色を帯びたその光は、まるで苺たちの内緒話に応えるようだった。
「見て!本当に苺色だよ!」
ざわめく畑に、風がさらさらと吹き抜けていく。

月はただ静かに微笑み、苺たちの小さな宴を照らし出す。
その下で耳を澄ませる人間たちの心もまた、少し赤く染まるのだ。

#16 ストロベリームーン

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自分に還るための静かな対話を。

創作や仕事、そして日々の選択。
どんなときも、私たちの内側には「静かな声」が流れています。

けれど、焦りや比較、外からの期待に追われるうちに、
その声がかき消えてしまうこともあるかもしれません。

コーチングは、
“誰かになる”ためではなく、
“自分に還る”ための対話です。

正解を探すのではなく、
あなたの中にすでにある感覚に、そっと耳を澄ます時間。

小さな気づきが、
やがて大きな流れの転機になることがあります。

自分に還る時間をつくるコーチング
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