#9 低気圧と晴れた次の日

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短編絵画

いったい、年に何度この日がくるのか?

頭が重い、瞼(まぶた)が重い。
怠い、首が重い。

眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、いくらでも寝れる。

天気アプリを開かなくても分かる、今日はあの日だ。

この世には2種類の人間がいる、
「天気に左右される人間とされない人間」だ。

私は低気圧、つまり天気に“左右される方”の人間だ。
低気圧はあまりにも理不尽にやってくる。

SNSでは「#全部低気圧のせいだ」のハッシュタグをよく見かける。
ふざけて自分でも言ってみたりするが、正直どうでも良い。

低気圧のせいにして1日中寝ていられるならそうしたいものだ。
何だったら1年の半分くらいは絶不調なんだから特別手当くらい出して欲しい。

そう、低気圧“者”にも市民権を!

現実逃避に頭をまわしながら何とかデスクに向かって仕事をする。
眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い・・・

マティスのジャズのように私は真っ青で無表情だ。
怠い、怠い、怠い、怠い、怠い、怠い、怠い、怠い、怠い、怠い、怠い、怠い・・・

いったい低気圧とはなんだ?
誰の仕業なんだ?
北風と太陽、お前らで何とかできないのか?

今夜は早く眠る。

沈むように・・・

布団に体が沈むように・・・

深く、深く・・・

呼吸を吐く毎に深く、深く・・・

大地に沈むように・・・

清々しく朝は奇跡のようだ、日差しそのものから英気を養われる。
高気圧ガールとはよく言ったものだ。

低気圧と晴れた次の日

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