ポンピドーセンターピカソからブラック、シャガールまで50年ぶりの大キュビスム展—美の革命

2023年10月12日2024年9月30日

当サイトでは広告を掲載しています。

国立西洋美術館で開催されている「パリポンピドーセンターキュビスム展—美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」に足を運びました。その素晴らしい展示をの魅力をご紹介します。

キュビスム展—美の革命

美の革命、それがキュビスム。20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出され、西洋美術に革命をもたらしたこの芸術運動は、日本での展示はなんと50年ぶり。ポンピドーセンターからの50点以上の作品は、まさに一生に一度の機会です。

展覧会では、キュビズムの起源から、ピカソ、ブラックの冒険の軌跡、そして後継者たちによる展開まで、美術の歴史に燦然と輝く作品が約140点にわたって展示されています。

ポンピドーセンター

1977年に開館したポンピドーセンターは、世界的に有名な近現代美術コレクションを誇り、キュビズムの優品も多く収蔵されています。建築家のリチャード・ロジャースとレンゾ・ピアノによる特徴的な外観は、まさに美術館としてのアイコンです。

キュビズム運動の多様性

ピカソやブラックの作品だけでなく、シャガールやモディリアーニ、東欧の画家たちのキュビズムの展開に触れることができました。展覧会は、単なる美術作品の集合ではなく、キュビズム運動の多様な側面を垣間見る素晴らしい機会でした。

芸術としてのキュビズムから、グラフィックデザイン（コラージュ風のも含め）としての進化を見ることができました。これは芸術の進化だけでなく、現代デザインの原点を感じさせるものでした。

キュビズムが単なる芸術の枠を越えて他の分野にも影響を与えていった証と言えます。

展示はキュビズムの美しさだけでなく、第一次世界大戦などの歴史的背景に触れ、短い期間におけるキュビズムの興隆と消失を感じさせてくれました。

歴史の中での芸術の位置づけがより理解できた瞬間でした。

訪仏の感動再び

展示を鑑賞しながら、2020年にポンピドーセンターを訪れた経験が思い出されました。その時に見たキュビズムの作品を再び日本で堪能できることに感激しました。

まるで絵本の世界のような芸術家の作品がお気に入りでした。

「パリポンピドーセンターキュビスム展」は、まさに美の革命の歴史を感じることができる素晴らしい展示でした。ピカソとブラックが切り拓いた扉をくぐり抜け、キュビズムの多様性と進化、そして歴史的な背景までを一気に堪能できるチャンス。美術ファンなら見逃せない展覧会です。国立西洋美術館での開催は本当に幸運でした。ぜひ足を運んで、美の革命を感じてみてください！