このブログは「狂騒の時代(レザネ・フォル)のパリ」に生きた女性たち、特にマリー・ローランサンについて紹介したものです。彼女の作品について解説し、また、ココ・シャネルとの関係性や活躍についても触れています。
「狂騒の時代(レザネ・フォル)のパリ」に生きる女性たち
「狂騒の時代(レザネ・フォル)のパリ」と呼ばれる1920年代戦後のフランス。
アール・デコの時代で、パリは華やかに、新しい芸術運動が起こり、芸術の百花繚乱を迎えていました。
この「生きる喜びを謳歌した時代」を「狂騒の時代(レザネ・フォル)」と呼ぶそうです。
モダンとクラシックが融合したパリ。
この時代に女性性(フェミニティ)を引き出した色彩で作品を描いたのがマリー・ローランサンです。
強い色彩が流行ったアール・デコの時代に、これほどまでに淡い色彩で描いたのは当時としては挑戦的であったのではと想像できます。
デフォルメされた顔は、現代のイラストレーターのようで、ピンクとグレー、そして時々グリーンの色彩も今に通じる可愛らしさです。マリー・ローランサンが描く絵は水墨画のような淡さで、もしかしたら日本人にも好まれている理由かもしれませんね。
この少し後の時代にロンドンで活躍したマリー・クワントの存在も時代とカルチャーが繋がっていることを感じます。
同じ時代に生まれた二人のカリスマ
《ピンクとグレーの刺繍が施されたロング・ドレス》
同じ年に生まれたココ・シャネル。
アプローチは違いますが、共に大戦後の自由な時代を生きる女性の代表です。
この二人が同じ時代にパリにいたのが奇跡のようです。
マリー・ローランサン展では、ココ・シャネルとの関係性や活躍も紹介されています。
美術とファッションの境界を交差するように生きた二人は羽ばたいていました。
展覧会情報
展覧会名
マリー・ローランサンとモード
開催期間
2023/2/14(火)~4/9(日)
※3月7日(火)休館
開館時間
10:00-18:00(入館は17:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
※金・土の夜間開館については状況により変更になる可能性あり
会場
Bunkamura ザ・ミュージアム
《黒いマンテラをかぶったグールゴー男爵夫人の肖像》
東急百貨店渋谷本店、さようなら
先月1月31日(日)を持って、東急百貨店渋谷本店は営業を終了しました。
最終日には多くの人が集まったそうです。
いつも撮影していた展示会のディスプレイも空っぽで、寂しい気持ちになりました。
このバス停の名前はこのままなのでしょうか?
もし残っていて、別の街になったら面白いと思いませんか?
だって、誰も理由のわからないバス停があったら面白くないですか?
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Tomorebiは、Tomo + Komorebi(木漏れ日)から生まれた言葉です。
「光が当たる場所とそこに映る影を描く」ことをテーマに日々の暮らしに寄り添う作品を描いています。
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