このブログは、浮世絵師の歌川国芳の門下生である芳幾と芳年の作品に焦点を当てた展示について説明しています。芳幾と芳年は、国芳の影響を受けながらそれぞれ独自の芸風を確立し競い合いました。
その他、三菱一号館美術館の歴史についても触れられています。
歌川国芳の後継者、芳幾と芳年。
「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」という本展示は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師、歌川国芳の門下生である芳幾と芳年の作品を紹介するものです。芳幾と芳年は、それぞれ独自の芸風を確立し国芳の後継者として作品を制作し競い合いました。
本展示では、彼らの作品を中心に国芳門下の芸術家たちが国芳の影響を受けながら、どのように性的な作品を生み出していったかを紹介しています。また、展示会場の一部は撮影可能です。ボリュームの多い内容のため展示をすべて鑑賞するには2時間以上かかると思います。
本展示のコンセプト
本展示は、国芳門下の芸術家たちが、国芳の影響を受けながら独自の作風を確立していったかを探ることです。師匠である国芳は浮世絵の伝統的な表現方法に加え、西洋の絵画技法や科学的知識を取り入れた斬新な作品を生み出しました。それらの作品が後の後継者たちに多大な影響を与えました。
江戸時代後期の芸術界
江戸時代後期の芸術界についても触れ、当時の社会的背景や浮世絵の歴史的位置づけを紹介しています。
特に注目すべきは、芳幾と芳年の2人です。
彼らの競い合いと個性的な作品の創造などが見所です。30代で明治維新を迎えた彼らは、浮世絵衰退の時代にあらがった芸術家たちであり、その熱量は途轍もないものでした。
それにしても、江戸時代後期の流れから杉浦 ⾮⽔、津田 青楓、小村 雪岱へと繋がるのは胸熱な展開ですね。
展覧会情報
展覧会名
芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル
開催期間
2023年2月25日(土)〜 4月9日(日)
※3月6日(月)、3月13日(月)、3月20日(月)
開館時間
10:00-18:00
※入館は閉館の30分前まで
(金曜日と会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで)
会場
三菱一号館美術館
三菱一号館美術館、しばしのお別れ!
三菱一号館美術館は、1894年に建築家ジョサイア・コンドルによって設計された煉瓦作りの建物です。
同じ年にちなんで、Café 1894という名のカフェバーもあります。
展示会とのコラボメニューも有名です。
本展示「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」を最後に設備入替および建物メンテナンスのため休館し、2024年秋頃の再開館を目指すそうです。
東京ステーションギャラリーと同様に美術館そのものがお洒落でした。
来年秋の再開館を楽しみにしています。
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