シャネルの抑制とスタイル

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展覧会の装い

展覧会にはお洒落な人が多く集まりました。
場所は東京駅丸の内出口から歩いてすぐにある三菱一号館美術館で、レンガ作りも映えるため、新婚カップルの前撮りにも使われています。
ウェディングドレスを着た人の撮影風景も珍しくありませんでした。

展示会場はシャネルのブラックを表現したような装いでした。
本展は年代を問わず、ブラックドレスを着た人も鑑賞していました。

自制の中から湧き上がる力強さ

展示のキーワードは「抑制・制御」で、シャネル自身を抑制していた姿が印象的でした。

制御(=対象をコントロールする)
これは理想を想像した後に、削ぎ落とし付け足さないシンプルな姿です。
制御されたシルエットにスタイルがあり、優れた細部を感じることができます。

抑制(=自分の感情や思考を抑える)
シャネルの頭の中には、途轍もないほどの空想と想像が働いています。
これらを外に表現することなく、慎重に抑制することで洗練されたスタイルを作り上げました。

展示を観ているうちに、シャネルの凄味にやられたようなピリピリとした感覚がしてきました。自分自身も展示に没入し、感じることができました。

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