ルーヴルには、愛がある。

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この記事は、「ルーヴル美術館展 愛を描く」について紹介しています。本展示はルーヴル美術館のコレクションから古代ギリシャ神話や旧約聖書、そして西洋社会における多様な愛の概念がどのように絵画芸術に描かれてきたかが浮き彫りにします。展示を鑑賞する際のポイントとして、構図や配色、物語や隠喩が挙げています。会場はゆったりとしていますが、人混みに巻き込まれることもあるため、遠目から作品を鑑賞するポイントもご紹介しています。

目次

ルーヴル美術館展 愛を描く

ルーヴル美術館展 愛を描く

このタイトルは素晴らしいですよね。
きっとキュレーターさんも満足されていると思います。

ルーヴル美術館が世界に誇る数々の名画コレクションの中から、愛(LOVE)をテーマにした名画全73点が一堂に会しました。神々の愛、キリスト教の愛、恋人たちの愛、家族の愛、官能的な愛、悲劇的な愛など、多様な愛の表現に迫る展覧会です。

本展示のコンセプト

本展示は、ルーヴル美術館の珠玉の“愛”の絵画が一堂に揃った貴重な展覧会です。古代ギリシャ神話や旧約聖書、そして西洋社会における多様な愛の概念が、ルーヴル美術館のコレクションから厳選された73点の絵画を通じて、どのように絵画芸術に描かれてきたのかを浮き彫りにします。

ルーヴルには愛がある。

沢山の愛を感じる展覧会でした。

行く前に抑えるポイント

ルーヴル美術館展 愛を描く

事前準備と当日

この展示会は事前予約制です。
土日は混雑が予想されるため余裕を持ったスケジュールを組むことが望ましいです。

ただし、今回の展示会場は広く、レイアウトに余裕があるため、狭く感じることはありませんでした。
自分のペースでゆっくりと展示を鑑賞できます。

グッズ

今回は多数のコラボレーショングッズがありました。
13:30のチケットで入場しましたが、マリアージュフレールとのコラボ商品は当日分は完売していました。
もしその商品が目当ての場合は、朝イチに行くことをお勧めします。

全体的に女性をターゲットにしたグッズが多く楽しめる商品が多かった印象です。
ロッカーに荷物を預ける場合は、財布を忘れずに入場してください(外ではグッズを購入できません)。

ルーブル美術館展を見る際のポイント

ゆったりと鑑賞できますが、人混みに巻き込まれることもあります。
しかし、遠目からでも作品を鑑賞できるので今回はその点に注目した鑑賞方法をご紹介します。

構図と配色

フランソワ・ブーシェ
《アモルの標的》

会場に入って一番最初に出迎えてくれたのは、本展のメインビジュアルにも使用されたフランソワ・ブーシェによる《アモルの標的》でした。この作品は、愛の神アモル(キューピッド)が放つ矢によってハートが印された標的に刺さることで、恋人たちの愛の誕生を描いています。この2メートルを超える作品は実物もかなり大きく、肌の柔らかく美しい描写に光が当たっています。その肌をより綺麗に見せるため、右下の影の背景色は補色のグリーンを基調としています。

本展示は、こうした西洋絵画の基本的な技法がふんだんに使われています。主人公は誰か?明暗がハッキリとわかるような光の当て方(スポットライト)、主体の服の色が映えるような背景色の塗り方など、遠目から鑑賞するからこそ分かることがあります。

物語と隠喩

フランソワ・ジェラール
《アモルとプシュケ》、または《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》

ギリシャ神話や旧約聖書、演劇の話を知っていると、作品の世界観に入り込めるかもしれません。公式サイトにも説明が載っているので、事前に読んでおくと作品を見た時の驚きが増すかもしれません。また、薔薇や犬など、西洋絵画には隠喩表現も多用されているので探してみると面白いかもしれません。

個人的に印象的だった出来事は、鑑賞中に隣でドメニコ・マリア・ヴィアーニの《放蕩息子の帰宅》の作品の前で子供を抱っこしていたお父さんが、作品について説明していたことでした。微笑ましかったです。

あわせて読みたい:絵描きレポート

展覧会情報:国立新美術館(東京・六本木)

展覧会名
ルーヴル美術館展 愛を描く

開催期間
2023年3月1日(水)〜 6月12日(月)

休館日
毎週火曜日
※ただし3/21(火・祝)・5/2(火)は開館、3/22(水)は休館

開館時間
10:00-18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで

会場
国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)

展覧会情報:京都市京セラ美術館

展覧会名
ルーヴル美術館展 愛を描く

開催期間
2023年6月27日(火)~9月24日(日)

休館日
月曜日(祝日の場合は開館)

開館時間
10:00~18:00(入場は閉場の30分前)

会場
京都市京セラ美術館

あわせて読みたい:美術展レポート

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