人生一度きりって、そういうことかもしれない

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焦る日、比べてしまう日、それでも自分の絵を信じたいあなたへ。
絵を描くことで輪郭を取り戻すまでの静かな記録を綴ります。

目次

子ども向けに描こうとしたとき、線が歪んだ

「子ども向けに、やさしく描かないといけない」

絵本コンペに応募する中で、そういった言葉が心の中を占めていた。もちろん大切な視点だと思う。ただ、その優しさに合わせようとするあまり、どこか自分の線が不自然に歪んでしまっていることに、ふと気づいた。

「分かりやすく」「親しみやすく」「子どもが好きそうなものを」——そんな言葉の圧に飲まれて、気がつけば、自分の感じていた輪郭が見えなくなっていた。

自分の中にあるのは、もっと雑で、もっと乱反射していて、でも確かな「何か」のはずだった。

ロックンロールが、窮屈な心をほどいてくれた

焦っていた。何度描いても、しっくりこない。これじゃない気がする。

そんなとき、ふと手に取ったのは昔から好きだった音楽。浅井健一、チバユウスケ。

彼らが描く世界には、物語があった。意味が解釈できなくても、そこには確かに感情が通っていた。整っていなくても、荒々しくても、自分の言葉で、自分の音で、自分のままで世界と接していた。

その歌詞には、アレン・ギンズバーグやジャック・ケルアックのような、”ビートジェネレーション”に通じる匂いがあった。散文的で、意味よりも響きや感覚を重視したような世界。ルールや形式よりも、自分の中にある流れを優先する姿勢。

彼らの音楽に触れていたら、ふと肩の力が抜けた。

「もう、好きに描こう」

誰かの期待に合わせて描くより、自分が自然に出てくる言葉をつないで、絵を描いたほうが、ずっと自由だ。ずっと静かだ。ずっと遠くまで届くような気がした。

「好きに描く」は、反抗ではなく誠実さだ

「好きに描く」って、反抗ではない。投げやりでも、開き直りでもない。

それは、自分の輪郭を取り戻すための行為だ。

「誰に向けて?」を問いすぎて、自分を忘れてしまいそうになる前に。誰にも見せなくても、自分が自然に描きたいと思ったもの。誰かを喜ばせるためじゃなく、自分のなかの静けさを取り戻すために描くもの。

賞も欲しいし、評価も欲しい。夢も叶えたい。
でも、その全部を抱えたまま、自分の好きな線を描くことは、できるかもしれない。

夢は、叶えるものでもあり、育てるものでもある。あるいは、夢は、自分の一部である。

「夢は自分の一部」という視点から見えてきたもの

賞や賞賛、結果が欲しい。叶えたい夢がある。
そんな承認欲求や野望がある自分を、否定せずに受け入れたい。

何者にもならず、好きな絵を描いて暮らす穏やかな日々を想像することもある。
その反面、華やかな舞台に立ちたい気持ちもある。

それでも今は、夢を“目標”とするのではなく、もっと自分の内側にある「一部」として捉えている。
夢はどこか遠くにあるものではなく、今の自分の中に、確かに息づいている。

ゲシュタルト療法で言われる実存的アプローチのように、「何かになる」のではなく、「今、ここに在る自分を肯定すること」から創造は始まる。

人生は一度きり。だったら、自分の線を描きたい

だから、今はこう思う。

どうせなら、自分の絵を描いて生きていたい。

型に合わせること、言葉に沿うこと、ルールを守ること。
それが必要な場面もある。
でも、そればかりじゃ、自分の輪郭が滲んでしまう。

「人生一度きり」──その言葉は、焦らせる呪いじゃなくて、自分を信じて一歩踏み出すための、優しい合図なのかもしれない。

夢を育てながら、今日も、描いてみる。
誰のためでもない線を。
静かに、自分で在るために。

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