先日、東京の虎ノ門ヒルズにオープンした「art cruise gallery by Baycrew’s(アート クルーズ ギャラリー バイ ベイクルーズ)」で開催されている「PLAY w/ HOKUSAI」に足を運んできました。その感動をお伝えしたいと思います。
アート クルーズ ギャラリー by ベイクルーズ

ベイクルーズと聞いて、JOURNAL STANDARDを思い浮かべる方もいるでしょうか? アパレルや飲食店などで知られるベイクルーズが、東京の虎ノ門ヒルズにアートギャラリーをオープンさせました。「art cruise gallery by Baycrew’s」は、ベイクルーズが衣食住を通じて時代と向き合ってきた歴史を反映し、アートが日常生活に欠かせないものとして位置づけられるべきだという信念から生まれたものです。このギャラリーでは、絵画、写真、彫刻、デザイン、映像など、さまざまなジャンルの作品を通じて、古今東西のアーティストたちの創作活動を支援し、日常生活にアートを取り入れることを推進しています。
葛飾北斎 PLAY w/HOKUSA

柿落としとなったのが本展「PLAY w/ HOKUSAI」です。浮世絵で有名な葛飾北斎の「北斎漫画」から選りすぐりの80点が展示されています。葛飾北斎と言えば、多くのペンネームを持ち、その多才さで知られていますが、この展示では北斎の遊び心溢れる側面や絵画的要素が強調されています。
「北斎漫画」は江戸時代に大衆を魅了し、現代においてもその魅力は色褪せることがありません。会場は、黒と黄色のコントラストが美しく、入場するとまるで別世界に迷い込んだかのような感覚を覚えます。

《奔虎》
特に入り口に飾られた虎をモチーフにした作品「奔虎」は、虎ノ門ギャラリーならではの独特の演出です。


黒と黄色で構成された展示会場は、虎モチーフの演出でまとめられています。

北斎漫画





葛飾北斎は、当時のイラストレーターとして版元の依頼を受け、多彩な絵を描きました。作品は人や動物、建物などの観察から生まれており、その細部までこだわったディテールは驚くべきものです。雨や波といった自然の表現も見られ、その描写には時を超えた美意識が感じられます。


『北斎漫画』には人の骨格や筋肉の動き、動物や建物をデフォルメして描いた作品も鑑賞できます。こららの作品から、遊びを超えた集中力と表現力、そして観察眼の鋭さがうかがえます。

《倶利伽羅不動》
展覧会情報
展覧会名
葛飾北斎「PLAY w/ HOKUSAI」
開催期間
2024年2月29日(木)~4月14日(日)
開館時間
11:00-20:00
入場無料
休廊日
不定休
会場
art cruise gallery by baycrew’s
(アートクルーズギャラリー バイベイクルーズ)
東京都港区虎ノ門2-6-3 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー3F
SELECT BY BAYCREW’S内
Webサイト
https://artcruisegallery.com/

SELECT BY BAYCREW’S内
映像作品
本展と逸れますが、葛飾北斎の映像作品も多く存在し、特に宮崎あおいさん主演のNHKで放送された「眩~北斎の娘」はおすすめです。この作品は光と影を巧みに使い、葛飾北斎の世界観を表現しています。

光と影を写し出したこの作品は直木賞作家・朝井まかてさんの小説『眩』をドラマ化したもので第72回文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門大賞を受賞しています。

虎ノ門 金刀比羅宮

帰り道に見かけた「虎ノ門 金刀比羅宮」は、シルバー調の鳥居が特徴的で、境内は美しく整備されています。古き良き伝統と現代が交差する虎ノ門で、心洗われるひとときを過ごしました。

これからもアートクルーズギャラリー by ベイクルーズのような素晴らしい場所を訪れ、芸術の世界に触れることが、心を豊かにしていきたいと思います。

















