#6 真夜中のギター

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短編絵画

「ゆーえー?ゆーあ?これなんて読むの?」

UAのファーストシングルを手に持つ私。
あの頃はまだ短冊型の8㎝のシングルCDであった。

私はリード曲の”甘い運命”よりもカップリングの”真夜中のギター”が好きだった。
この曲が千賀かほるさんのカバーソングであると知ったのはもっとずっと後のことだ。

みんな孤独なの?
みんな孤独で辛いの?

子供心ながらに”センチ”な気分になったことを思い出す。

この頃からだ、真夜中に神秘的なものを感じるようになったのは。

今、私の目の前にはシモン・ヴーエが描いた「ギターを弾く女性」が飾られてある。
メトロポリタン美術館の絵が日本を巡回しているのだ。

カラヴァッジョの作品と間違えるほど艶のある作品。
黒い背景に赤いスカートのコントラストが美しい。

まるで闇夜の灯火のように。

「また音楽をやりたいな。」

夜と共鳴できる、夜と仲良くなれる気がしたからだ。

真夜中のギター

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