東京国立近代美術館で開催されている「ガウディとサグラダ・ファミリア展」を訪れる機会がありました。その素晴らしい展示内容に感動が止まりません！今回は、展示会の魅力と私の心に残った瞬間についてご紹介いたします。
ガウディとサグラダ・ファミリア展
展示会では、ガウディの建築の素晴らしさを四つのポイントで探求しています。
ガウディの創造の源泉
ガウディが建築の巨匠と呼ばれる所以は、彼が西欧建築の歴史や異文化の造形、そして自然の神秘を熱心に吸収し、独自の形と法則を創り出したからにあります。
展示会では、「歴史」「自然」「幾何学」という3つの視点から、ガウディの創造の源泉を深掘りしていました。
何よりも、ガウディが書いた設計図はまるでアートのように美しかったです。
サグラダ・ファミリア聖堂の建設のプロセス
ガウディの代表作であるサグラダ・ファミリア聖堂は、建設が進むにつれてどのように変遷してきたのかにも焦点を当てていました。
彼の独自の制作方法や試行錯誤の姿勢、そしてガウディ没後にプロジェクトを引き継いだ人々の情熱と創意工夫にも触れることができました。
そして、時代を超えて人と人が繋いで建てるサグラダ・ファミリア聖堂、140年以上にわたる建設の歴史と、未完成ながらも永遠の建築物として輝く姿に感動しました。
総合芸術としてのサグラダ・ファミリア聖堂
サグラダ・ファミリア聖堂は、ガウディが建築だけでなく、彫刻や光と色の効果、音響効果にも注力した総合芸術の傑作です。
展示会では、彼の彫刻術にもスポットを当て、聖堂が持つ多様な芸術の世界を紐解いていました。聖書の物語を彫刻で表現し、建物全体が一つの芸術作品として融合している様子に圧倒されました。
それはまるでサグラダ・ファミリア聖堂の全体が祈りを捧げているようでした。
空中散歩でサグラダ・ファミリア聖堂の壮麗な世界を満喫
展示会では、NHKが撮影した高精細映像やドローン映像を活用し、サグラダ・ファミリア聖堂を空中散歩する体験もできました。
肉眼では見ることのできない、聖堂内部の美しい光景やステンドグラスの輝きに感動しました。マリアの塔が完成し、イエスの塔の建設が迫るサグラダ・ファミリア聖堂の姿は、まさに壮大でした。
創造と創作は純粋な心がないと生まれない、改めてそう感じました。
心に残った瞬間
展示会を鑑賞しながら、ガウディとサグラダ・ファミリア聖堂に対する感動が深まっていきました。
彼の建築図面は芸術のようで、一筆一筆に彼の想いが詰まっていることが伝わってきました。建設の途中での苦労や夢に向かう情熱に心を打たれました。
サグラダ・ファミリア聖堂の建設はゆっくりとしている。
アントニ・ガウディ
なぜなら、この作品のご主人（神）が急がないからだ。
多くの人々が一つの目標に向かって共に歩む姿勢が、サグラダ・ファミリア聖堂の尊さを感じさせました。ガウディとサグラダ・ファミリア聖堂の展示会は、私にとって建築の魅力を再認識させてくれる素晴らしい体験となりました。
まだ行かれていない方は、ぜひ訪れてみてください。
きっと心に深い感動が残るはずです。
展覧会情報
展覧会名
ガウディとサグラダ・ファミリア展
開催期間
2023年6月13日（火）～9月10日（日）
開館時間
10:00～17:00(金・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
休館日
月曜日（ただし7月17日は開館）、7月18日（火）
会場
東京国立近代美術館
Webサイト
https://gaudi2023-24.jp/
Tomorebi
Tomorebiは、Tomo + Komorebi（木漏れ日）から生まれた言葉です。
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