アルゼンチン発のリズムの祭典el tempoは、100種類以上のハンドサインを使った即興音楽イベントです。
シシド・カフカさんがコンダクターを務め、日本を代表するドラマー、バーカッショニストが叩くライブパフォーマンス。その圧巻さと肉体的な迫力やエネルギッシュな演奏によって体が揺さぶられました。この記事ではハンドサインによる指揮やアドリブ性に富んだ打楽器の対決、パフォーマーたちの集中力や判断力、即興性などを紹介しています。
el tempoとは？
以前からel tempoに興味がありましたが、ついにライブに参加することができました。
ライブは非常にエネルギッシュで最高でした。目の前で鳴らされるリズムに巻き込まれ、全身が覚醒しました。
アルゼンチン発 リスムの祭典
鬼才Santiago Vazquezが創作しブエノスアイレスを発祥に世界音地に広がるリズムの祭典。
100種類を超えるハンドサインを使ってその場で作り出す魔法のような一無二の即興音楽とステージ。
創始者Vazquezu氏公認のel tempoは、シシド・カフカがコンダクターを務め日本を代表するドラマー、バーカッショニスト達が集まる。
2021年にはバラリンピック開会式に登場し話題に。DMより抜粋
ハンドサイン
ライブ中、センターに立つシシド・カフカさんがハンドサインでメンバーや時には観客を指揮していました。このハンドサインについては、動画を実際に見ることができます。
BLUE NOTE TOKYO Live Streaming 2021
el tempo @duo MUSIC EXCHANGE
【出演メンバー】
- IZPON（当日はDJもやってました）
- 伊藤大地
- 岩原大輔
- 岡部洋一
- ケイタイモ
- KENTA
- Show
- はたけやま裕
- 芳垣安洋
- シシド・カフカ
とにかく、ライブパフォーマンスは圧巻でした。肉体的な迫力や野生的でエネルギッシュな演奏によって、体が揺さぶられました。印象的なのは、メロディラインがなくともアドリブ性に富んだ打楽器の対決でした。
まるでその場の空気そのものを音の素材にして表現しているようでした。
パフォーマーたちもそれぞれが一期一会を楽しむかのように、時には「そう来たか」という目やハンドサインを見逃さず、荒々しい目つきになっていました。
特に、ステージと会場を支配し、指揮するシシド・カフカさんの集中力と判断力、そしてセンスがすごかったです。彼女は、いくつもの重なり合う打楽器の音階の渦やグルーヴ感を作り上げていました。
時には指示が届かずミス（？）があっても、ミスを想定外の臨場感に変えてしまう即興性が印象的でした。これは、以前Twitterに上がっていたハービー・ハンコックとマイルス・デイヴィスの逸話にも通じるところがあります。
ライブと解放感
el tempoのライブは、単なる音楽鑑賞というよりも体験として楽しむことができます。荒々しい演奏に振り回されることで、体が解放され、自分自身を超えた新たな可能性を感じることができました。やはり生のライブは良いですね。
次回のライブもぜひ参加してみたいと思いました。
今回のel tempoのライブで感じたことは、音楽の可能性の広がりです。 リズムの魔術師たちが多様な音楽文化やジャンルを超え、即興で音を奏でることで、新しい表現の可能性を模索し発見することができると感じました。
また、el tempoのライブは演奏者と観客が一体となって一つのパフォーマンスを作り上げることができるという点でも非常に魅力的でした。音楽は人々をつなぐ力がありそれを実感することができた素晴らしいライブでした。
今回のライブで体験した感動や興奮は、今後の自分の活動にも大きな影響を与えてくれると思います。
定期公演もあり次回は6月にあるそうです。
またel tempoのリズムの祭典に参加し、新しい音楽や文化に触れていきます。
Tomorebi
Tomorebiは、Tomo + Komorebi（木漏れ日）から生まれた言葉です。
「光が当たる場所とそこに映る影を描く」ことをテーマに日々の暮らしに寄り添う作品を描いています。
暮らしの中にあるさまざまな景色や抽象的な表現を通じて、新しい景色や感覚を得られたら幸いです。
Gallery Tomorebi
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