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Tomorebi
二眼レフで切り取る都市の記憶 – LomoChrome フィルムが描く東京・横浜の新旧交差点
時が止まったような瞬間を求めて、二眼レフカメラを手に秋の丸の内と横浜の街へと足を運びました。今回の撮影で選んだのは、LomoChromeの2種類のフィルム。都市の表情を新たな視点で切り取るべく、「Metropolis」と「Color '92 Sun-kissed」という個性の異... -
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モネ『睡蓮』展徹底解説:平和への祈りと没入体験の世界
朝もやの中、国立西洋美術館に向かう道すがら、心は期待で満ちていました。「モネ 睡蓮のとき」展。この展覧会で、印象派の巨匠クロード・モネが晩年にかけて追い求めた芸術の真髄に触れることができるのです。 失われた美との再会:《睡蓮、柳の反映》の... -
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田中一村展レビュー:奄美の自然が放つ神秘の輝き|東京都美術館2024
静謐な空気が漂う東京都美術館で開催中の「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」。一歩足を踏み入れると、和のテイストを醸し出す木の柵に導かれ、まるで異世界への扉を開くかのような体験が始まります。 心揺さぶる珠玉の作品たち 田中一村展 奄美の光 魂の絵... -
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【展覧会レポート】ソール・ライター写真展2024|雨と雪が織りなす日常の詩
冬の足音が聞こえ始めるこの季節、art cruise gallery by Baycrew's(アート クルーズ ギャラリー バイ ベイクルーズ)で開催されているソール・ライター写真展「Beauty in the Overlooked Ordinary」を訪れました。37点の初公開作品を含む本展は、まさに ... -
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アレック・ソス展レビュー:東京都写真美術館『部屋についての部屋』が映す人間の真実
先日、東京都写真美術館で開催されているアレック・ソスの個展「部屋についての部屋」を訪れました。展示室に足を踏み入れた瞬間からそこには日常とは異なる静謐な空気が漂っていました。今回は展覧会で体験した感動と発見を共有したいと思います。 6つの... -
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松谷武判展:生命と時間を宿す漆黒の世界
先日、東京オペラシティ アートギャラリーで開催されている「松谷武判 Takesada Matsutani」展を訪れました。90歳を目前に控えた現代美術の巨匠、松谷武判氏の作品世界に触れ、深い感動と新たな発見を得ることができました。今回は、この展覧会の魅力をお... -
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芸術の旅 その5:芸術と信仰の融合 車折神社と住吉大社を巡る旅
京都と大阪を巡る芸術の旅の最後を飾るのは、芸術と深い結びつきを持つ二つの神社、車折神社と住吉大社です。これらの神社は、日本の伝統芸術と信仰の関係を象徴的に表す場所として、私の心に深い印象を残しました。 車折神社:歴史と芸能の融合 車折神社 ... -
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芸術の旅 その4:本と街が織りなす創造の世界
今回の旅では大阪の「こども本の森 中之島」図書館と、街中で偶然出会った芸術作品を巡る、想像力豊かな冒険となりました。本の世界と街の芸術が子どもたちや市民の創造性をどのように育んでいるのか、新たな発見の連続でした。 こども本の森 中之島:創造... -
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芸術の旅 その3:声と音で紡ぐ物語 – 吟遊詩人の世界展
大阪の国立民族学博物館で開催された「吟遊詩人の世界」展は、世界各地の口承文化と音楽の魅力を深く掘り下げる、実に刺激的な体験でした。この展示を通じて言葉と音楽が織りなす豊かな文化の世界へと誘われました。 印象的な吟遊詩人たち 瞽女(ごぜ)- ... -
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芸術の旅 その2:「つながる私」- 塩田千春展
大阪中之島美術館で開催された「塩田千春 つながる私」展は、私たちの存在の本質と他者とのつながりを深く考えさせる、心揺さぶられる体験でした。 印象的な作品たち 《巡る記憶》- 記憶の循環 最も印象に残った作品の一つが《巡る記憶》です。 トンネルの... -
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芸術の旅 その1:追憶のオルソン・ハウス – アンドリュー・ワイエス展
京都・大阪を巡る1泊2日の芸術の旅。その最初の目的地は、京都の大山崎山荘美術館でした。ここで開催されていた「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展―追憶のオルソン・ハウス」は、まさに時間の結晶とも呼べる素晴らしい展示でした。 オルソン・ハ... -
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「ミュシャらしさ」の秘密:府中市美術館「アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」展
府中市美術館で開催されている「市制施行70周年記念 アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」展を訪れました。この展覧会は19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したチェコの芸術家、アルフォンス・ミュシャの魅力を存分に味わえる素晴らしい機会となりまし...