世界有数のヴァロットン版画コレクション
11/3は文化の日!いざ芸術鑑賞へ!!とのことでやってきました。
(ちなみに文化の日は「晴れの特異日」らしいですよ、初めて聞いた言葉です)。
ここは煉瓦作りで本当にお洒落ですよね、今日も外では撮影がされていましたよ。
すっかり秋めいてきましたが今日は暖かく半袖Tシャツの人もいました。
三菱一号館美術館はナビ派の作品を多く所蔵していて有名ですね。
今回はヴァロットンの版画コレクションともあって趣きがいつもと違って楽しみです。しかも過去に取り上げたロートレックとの特別展示もあってワクワクしながら行きました。
黒の余白で物語る
前半はリトグラフや銅版画が多かったのです。特にドライポイントあたりはアンドリュー・ワイエスのような写実的な雰囲気があって好きでした。
フェリックス・ヴァロットン
フェリックス・ヴァロットン
フェリックス・ヴァロットン
スイス生まれのヴァロットンはパリに来てからパリの街並みではなく群衆に興味を持ったそうです。特にその中にある暗い部分に惹かれ風刺も得意としていたそうです。
友人で同時期に大活躍したロートレックは華やかで色彩豊かなお洒落な作品が多いの真逆のアプローチですね。
ただヴァロットンはこの黒と白で世界を驚愕させたから偉業です。
興味があるだけあって人の描き分けが絶妙です。
そしてどんどんデフォルメされていきます。この辺りの実績は現在の漫画やアニメにも通じるところがあると思います。晩年になると黒の部分がどんどん増えていきます。
有名な連作〈アンティミテ〉では大胆な黒の余白(余黒?)を使って物語を演出していました。
抜群のデザインセンスの持ち主だったんですね。
フェリックス・ヴァロットン
しかし今回はグッズを買うか迷いました(笑)
普段は図録も原画に比べたら印刷も劣るので手を伸ばさないのですが、ヴァロットン展のほとんどが木版画!しかも黒と白で構成されているので印刷も非常に良いですね。。それにそれにTシャツやポストカードなど様々に展開されていました。
迷いに迷ってヴァロットンの中でも傑作のひとつである〈怠惰〉のカードを購入しました。 〈アンティミテ〉のセットにするかも迷いましたが(笑)布生地に描かれた図案、裸婦と戯れる猫の柔らかさまで黒と白だけで表現されたお気に入りの作品です(撮影不可のエリアにあります)。
展覧会情報
展覧会名
ヴァロットン―黒と白
開催期間
2022年10月29日(土)〜2023年1月29日(日)
開館時間
10:00-18:00(入館は17:30まで)
※入館は閉館の30分前まで
(金曜日と会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで)
休館日
月曜日、12月31日、1月1日
※但し、10月31日、11月28日、12月26日、1月2日、1月9日、1月23日は開館
会場
三菱一号館美術館
黒白コーデ割引
期間限定
2022年10月29日(土)〜11月30日(土)
黒と白2色のコーディネートで来館すると当日券の入館料が100円引きになります!
寒くなる前に手持ちの服で行ってきました(笑)実際に行ってみると革ジャン、特にライダースの女性が多かった印象です。みなさん思い思いに展示会を楽しんでいるようでした。こういうドレスコードを合わせるような企画は良いかもしれませんね。
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Tomorebi
Tomorebiは、Tomo + Komorebi(木漏れ日)から生まれた言葉です。
「光が当たる場所とそこに映る影を描く」ことをテーマに日々の暮らしに寄り添う作品を描いています。
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