中判フィルムにたった12枚―その不自由さに惹かれて、二眼レフカメラを手に入れました。購入を迷っている人に向けて、体験を静かに共有します。

1. どうして二眼レフを買おうと思ったのか
昨年1年間、知人から Minolta AUTOCORD(ミノルタオートコード) を借りる機会がありました。ファインダーを覗くたび逆さまに映る街並みと、シャッターを切る前の深い呼吸。その時間が忘れられず、カメラを返却したあともしばらく余韻が続いていたのです。
今年、光と影が強く交差する夏が近づき「やっぱり自分の機材で撮りたい」と購入を決意。たまたまネットショップのポイント還元が重なったことも後押しになりました。
購入前に迷ったこと
- 整備の不安 : 中古ゆえにジャンク品も多い。今回はなるべく状態説明が丁寧な専門店を選びました。
- 同じ機種を探すか、新しい機種に冒険するか : 借りていたのと同じ Minolta AUTOCORD(ミノルタオートコード) がやはりしっくりくる─という結論に。
- 価格と妥当性 : 価格帯は幅広く、最終的には「説明の丁寧さ」と「自分の直感」で決断。
チェックポイントは “説明の温度” 。曖昧な表現が少なく、動作確認事項が具体的に書かれているお店を選ぶと安心です。
2. Minolta AUTOCORDが日常に溶けるまで
カメラを手にした瞬間の感覚は“再会”に近いものでした。雨の日でも空を見上げ、晴れ間を探して散歩に出る――日々の行動が少しだけ感覚寄りに傾きます。12枚の制約が、被写体選びをゆっくりにしてくれるのが心地よい。
過去に撮った作品
撮影で印象的だったこと
| 体験 | 気づき |
|---|---|
| 露出設定がわからない | スマホ無料露出計アプリで十分フォローできた |
| ファインダーが斜め問題 | “姿勢”と“呼吸”が大切だと実感 |
| 多重露光 | 偶然生まれる物語が予想外のご褒美 |
3. DM‑336 と名づけた理由
- DM = Direct Message — 自分の見た世界を、誰かに直接届ける機械。
- 336 — 3+3+6 → 12(フィルム1本) → 1+2 → 3(数秘で創造)。
いつか海外で個展を開き、その DM(案内状)にこのカメラで撮った写真を使う──そんな小さな願いも込めています。
二眼レフがくれる〈豊かな〉時間
“コスパ”も“タイパ”も二眼レフには存在しません。それでも、ファインダーを覗く数秒が一日を静かに整えてくれます。もし購入を迷っているなら、まずはレンタルや友人のカメラを借りて「12枚の旅」を体験してみてください。思いがけず、感覚が澄んでいくのを感じられるはずです。
4. Minolta AUTOCORD 初期型 — 基本スペック
クラシカルでかわいいルックスが人物撮影の時に被写体の緊張感を和らげることから、特にポートレートに向いていると言われているそうです。


Minolta AUTOCORD(ミノルタオートコード)
| メーカー / 年式 | 千代田光学光機(Minolta)/1955年発売 |
|---|---|
| レンズ | CHIYOKO ROKKOR 75 mm F3.5 |
| フィルム | ブローニー120・6×6 cm(12枚撮り) |
| シャッター | SEIKOSHA‑MX B, 1~1/400 秒(セルフコッキング) |
| 特徴 | 振り子式ピントレバー/絞り・SS確認窓/シャッターロック搭載 |
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二眼レフカメラの魅力、再び!
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