価値観が変わるとき、人は自分の内側で
“終わり”と“始まり”が同時に起きる瞬間に出会います。
これは、
夢を手放したあとの静かな時間
役目を果たした夢への「ありがとう」
そして、次の夢が生まれる前の“予兆の気配”
そんな境界の時期を歩いた僕自身の記録です。
価値観を脱いでいったら、前側に静けさが訪れた
あるとき、胸の前側がふっと静かになる瞬間がありました。
これまで「もっと先へ」「まだ行ける」と背中を押していた感覚が薄れ、
前方がひらけるような、不思議な余白が生まれたのです。
夢や目標を失ったわけではありません。
ただ、長いあいだ身につけてきた価値観や「こうでなければ」という物語を
少しずつ手放していった結果、
そこに付随していた夢の輪郭も、静かに薄くなっていきました。
夢は価値観によって形づくられているから、
価値観が変わるとき、夢のかたちも自然と移ろいます。
背面には、これまで積み重ねてきた経験が静かに光っている。
前側はただ、凪のように透き通っている。
その静けさはどこか“晩年の風景”のようでもあり、
まだ若いはずの自分に突然訪れた余白に、戸惑いもありました。
夢は古びたのではなく、ただ“役目を果たした”だけだった
価値観を脱いでいく中で、ある日ふと、
「ああ、この夢は役目を果たしたんだ」
という言葉が自然と口をついて出ました。
叶えていないのに、なぜ“役目を果たした”と感じたのか。
それは、その夢から受け取るものを
もう十分に受け取り切ったのだと後から気づきました。
夢は悪くなったわけでも、不要になったわけでもない。
むしろ長いあいだ僕を導いてくれた、大きな伴走者でした。
興味を失ったわけでも、夢が終わったわけでもない。
ただ、成長に必要な栄養をすべて渡し終えたことで、
その夢は静かに外殻だけを残し、そっと離れていったのです。
思考は穏やかに鎮まり、
感情は夕暮れの余韻のように漂い、
身体にはどっしりとした根が戻ってきました。
「帰還」にいたと気づいた瞬間──外側ではなく内側の区切り
僕が“帰還”と呼んでいるのは、
夢を追い続ける旅を一周して、自分の内側へ戻るプロセスのことです。
THE COACH のインテグレーションモデルを見たとき、
「戻ってきたんだ」と理解しました。

旅の途中では、
どこが折り返し地点なのか自分では分からないものです。
でも、
価値観が変わり、
夢の役目が終わり、
“ありがとう”と言える距離が生まれたとき──
それは外側ではなく、内側に訪れた 帰還のサイン でした。
帰還は敗北ではなく、
長い旅を終えて、一周して戻ってきた証。
胸の静けさが意味を持ちはじめたのは、この理解が降りてきたあとでした。
次の旅は、もっと大きな円を描いていく
手放しの後、まだ言葉にはならないのですが、
遠くのほうに“海外”の景色がぼんやりと浮かび始めています。
理屈ではなく、ただ直感として。
次の旅はこれまでより大きな円周を描き、
過去の夢では拾いきれなかったものを
再構成していくような感覚だけが残っています。
いまはまだ、
「帰還」と「新しい旅立ち」のあいだに立っている時間。
静けさと予兆が同じ場所にある、そんな季節です。
夢に疲れたときは、一度立ち止まってもいい
この記録を読んでくれたあなたにも、
大切にしてきた夢や目標があるのかもしれません。
手放したくても手放せない時期があってもいい。
見直したくなる瞬間があってもいい。
立ち止まることは、決して後退ではありません。
僕自身も、夢に支えられながら、
その夢が静かに役目を終えた瞬間を何度も見送ってきました。
そして、
“ありがとう”と言える距離が生まれたとき、
次の夢を迎える余白が自然と戻ってくるのだと思います。
もしあなたの呼吸が、ほんの少しだけ深くなったり、
急いで答えを出さなくてもいいと思えたり、
手放すことへの抵抗がすこし和らいだなら──
それは、あなたの内側でも“帰還”が静かに始まっている合図です。
“役目を果たした夢”にそっとありがとうと言えたとき、
次の予兆は、意外な場所からふいに姿を見せます。
その気配に気づけるあなたなら、
次の一周を歩む準備は、もう十分に整いつつあります。
自分に還るための静かな対話を。

創作や仕事、そして日々の選択。
どんなときも、私たちの内側には「静かな声」が流れています。
けれど、焦りや比較、外からの期待に追われるうちに、
その声がかき消されてしまうこともあるかもしれません。
コーチングは、
“誰かになる”ためではなく、
“自分に還る”ための対話を大切にしています。
あなたが本来のリズムを取り戻し、心の流れと調和して歩めるように。
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あなたの内にある声と出会う時間を、ご一緒できたら嬉しいです。
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