「帰る」は、意志をもって元の場所へ戻ること。
「還る」は、流れにゆだねて、根源へ戻ること。
ここでは、後者─“還る”方の物語です。
誰かのように生きることをやめて、自分の流れに戻っていく。
そんな、やわらかな時間の記録です。

はじまり ― 誰かになることで見失ったもの
いつの間にか、「ああ、やっぱりこうしなきゃ」と思っている自分に気づきました。
それは誰かの目を気にしての言葉で、胸の奥でざわつく音がしました。
SNSでは、完璧に見える発信や正解探しが溢れています。
間違えないように、傷つかないようにと、
「ちゃんとした自分」をつくることに力を注いでいたのかもしれません。
けれど、それは本当の意味での“自分”ではありませんでした。
プロセスワークで言うなら、
それは「一次プロセス」─社会や他者に合わせて形づくった表の自分。
その影には、自由に羽ばたきたいもう一人の自分、
“二次プロセス”の衝動が静かに羽を震わせていたのです。
あるとき、そんな違和感を見つめながら思いました。
「自分で自分の人生をハードモードにしても、しょうがないな」と。
誰のためでもなく、自分の流れを信じてみよう。
そう思えた瞬間、世界が少しだけ静かになりました。
静けさとの出会い ― 手放すと見えてくる流れ

その頃、「渡り鳥の伝言」というタイトルだけを決めた個展の構想がありました。
テーマも作品数も、まだ白紙。
けれど、不思議と焦りはなく、
“自分の好きなものを、自分の好きな方法で”やってみようと思えたのです。
完璧に固めるよりも、浮かんだものを受け入れていく。
そうしているうちに、流れが少しずつ戻ってきました。
渡り鳥が磁力線に乗るように、
人生にも自然な流れがある。
抵抗をやめると、心がその方向へ動きはじめる。
胸のざわめきがやんでいくと、
身体の重さも軽さも、ちょうどよく感じられました。
地に足をつけたまま、風にのるように。
それが“自分の人生に還る”感覚だったのです。
流れにゆだねる ― コーチングが教えてくれたこと
あるとき、コーチングを受ける機会がありました。
アドバイスをもらう時間ではなく、
「いま、自分に何が起きているか」を静かに見つめる時間。
そこでは、誰も正しさを示さず、
間違いを探すこともありません。
「どう生きるか」を考えるより前に、
「もうちゃんと生きていた自分」に出会うことができました。
コーチングは、
自分の中の“波”と“粒”の両方を見つめていく対話。
それは“変わるため”ではなく、
“もともとある流れに戻る”ための時間です。
還る場所 ― わたしの呼吸に帰る

静けさの奥で、自分の呼吸が聴こえます。
深く吸って、ゆっくり吐く。
そのたびに、肩の力が少し抜けていきます。
自分軸で生きるというのは、
何かを主張することでも、強く立つことでもなくて。
「いまここにいる自分」をそのまま感じること。
どんな波の中にいても、またここに還ってこられる。
それが、自分の人生を生きるということだと思います。
余白 ― それは誰にでも起こりうること
“自分に還る”という体験は、特別な人だけのものではありません。
それは、自分の心に正直であろうとした瞬間や、
ひとりで過ごす静かな時間の中にも、そっと訪れるものです。
焦らず、形を急がず、まずは呼吸を感じてみる。
そこから、すべてが始まります。
あなたの人生にも、静けさの流れを

もし今、
- 何をどう頑張っても心が落ち着かない
- 自分の声が聴こえない
そんな揺れの中にいるなら、
コーチングは“静けさ”を取り戻すための時間になるかもしれません。
このコーチングは、
誰かを導くものではなく、
“自分の人生に還るための対話”です。
あなたがあなたのリズムに戻れるように、
一緒にその流れを見つめていけたらと思います。
▶ コーチングのご案内はこちら
あなたの静けさと出会うための、小さな入り口として。

自分に還るための静かな対話を。

創作や仕事、そして日々の選択。
どんなときも、私たちの内側には「静かな声」が流れています。
けれど、焦りや比較、外からの期待に追われるうちに、
その声がかき消されてしまうこともあるかもしれません。
コーチングは、
“誰かになる”ためではなく、
“自分に還る”ための対話を大切にしています。
あなたが本来のリズムを取り戻し、心の流れと調和して歩めるように。
こんな想いを抱いていませんか?
- 自分の創作や表現に自信を持てず、立ち止まってしまう
- アイデアはあるのに、形にできず焦ってしまう
- 自分のペースを信じたいのに、比較や不安で揺らぐ
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ご希望の方は、LINEを追加して「コーチング希望」とメッセージをお送りください。
対話のご案内をお送りします。気軽に一歩、踏み出してみてくださいね。
もっと詳しく知りたい方へ
コーチングの詳細や想いをまとめたページをご覧ください。

小さな“気づき”が、
大きな流れの転機になることがあります。
静かに耳を澄ますように、
あなたの内にある声と出会う時間を、ご一緒できたら嬉しいです。
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Tomorebi
Tomorebiは、Tomo + Komorebi(木漏れ日)から生まれた言葉です。
「光が当たる場所とそこに映る影を描く」ことをテーマに日々の暮らしに寄り添う作品を描いています。
暮らしの中にあるさまざまな景色や抽象的な表現を通じて、新しい景色や感覚を得られたら幸いです。
Gallery Tomorebi










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