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【2025年2月開館】横浜美術館リニューアルオープン|名画と淺井裕介「八百万の森へ」を巡る鑑賞記
2025年2月、横浜美術館が待望の全館リニューアルオープンを迎えました。今回は「おかえり、ヨコハマ」展と淺井裕介氏の「八百万の森へ」という2つの展示を中心に、新しく生まれ変わった横浜美術館の魅力をご紹介します。 歴史と現代が交差する空間デザイン... -
東京国立博物館特別展:開創1150年記念『旧嵯峨御所 大覚寺-百花繚乱 御所ゆかりの絵画-』で感じる雅な美
先日、東京国立博物館 平成館にて開催された「開創1150年記念 特別展『旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-』」を拝観いたしました。その荘厳かつ華麗な世界は、心に深く刻まれるものがあり、伝統美と現代の感性が見事に融合する様相に、ただ... -
【展示会レポート】光と花が織りなす物語 – ギャラリーフィルモ企画展2025冬の記録
春の足音が聞こえ始めた1月末、千歳烏山のギャラリーフィルモで開催された企画展『flowers spring, come soon!!』が無事終了いたしました。今回は特別な思い出となった展示会の様子をお届けします。 祝福の花束が実を結ぶ - 初めての作品販売 今回の企画展... -
三遊亭白鳥独演会レビュー|「ナス娘の大冒険」で会場が笑いの渦に!TOIRO寄席レポート
さいたまスーパーアリーナTOIROで開催された「第76回TOIRO寄席 三遊亭白鳥独演会」。休日の昼下がり、会場は白鳥さんの新作落語が織りなす笑いの渦に包まれていました。今回は、独自の世界観で観客を魅了する白鳥落語の魅力をお伝えしたいと思います。 さ... -
「志の輔らくご in PARCO 2025」観劇レポート|3時間20分の最長記録が紡ぐ人情物語
渋谷PARCOで開催中の「志の輔らくご in PARCO 2025」を鑑賞してきました。立川志の輔師匠による1ヶ月の定期公演は、毎年多くのファンが待ち望む恒例行事となっていますが、今年は特別な意味を持つ公演となりました。 お正月公演ならではの晴れやかな雰囲気... -
創作ブランクの乗り越える。描けない時期を成長のチャンスに変える方法
「描きたくない」時期は、絵を描くプロセスの一部です。 ため息をつきながら、真っ白なキャンバスを眺めている——そんな瞬間、あなたは決して一人ではありません。何も生み出せない、描けない。その息苦しさと向き合うとき、多くの創作者が同じ苦悩を抱えて... -
大宮・氷川参道で音楽の記憶を辿る:レコード収集家の聖地を巡る
音楽との出会いが待つ、大宮のレコードショップ巡礼してきました。音楽は単なる音の集合体ではない。それは記憶であり、感情であり、人生そのものです。大宮・氷川参道は、そんな音楽の本質を感じられる、レコード収集家にとって最高の聖地なのです。 大宮... -
アート×生きる – レオ・レオーニ展が教えてくれた表現の本質と人生の輝き
この展覧会への訪問には特別な心の動きがありました。 レオ・レオーニの絵本の数多くの日本語版を手がけ、その魅力を日本の子どもたちに伝えてきた詩人、谷川俊太郎さんの訃報を前日に知ったことです。谷川さんはレオ・レオーニの作品を単なる翻訳以上に日... -
「表現が見つからない」あなたへ|描く喜びを再発見する物語
「上手く描けない」「自分らしい表現が見つからない」そんな悩みを抱える方へ。私も同じように悩む一人の表現者として、インクドローイングとの出会いが教えてくれた新しい可能性についてお話しします。 芸術の世界には、様々な表現方法があります。絵筆を... -
二眼レフで切り取る都市の記憶 – LomoChrome フィルムが描く東京・横浜の新旧交差点
時が止まったような瞬間を求めて、二眼レフカメラを手に秋の丸の内と横浜の街へと足を運びました。今回の撮影で選んだのは、LomoChromeの2種類のフィルム。都市の表情を新たな視点で切り取るべく、「Metropolis」と「Color '92 Sun-kissed」という個性の異... -
モネ『睡蓮』展徹底解説:平和への祈りと没入体験の世界
朝もやの中、国立西洋美術館に向かう道すがら、心は期待で満ちていました。「モネ 睡蓮のとき」展。この展覧会で、印象派の巨匠クロード・モネが晩年にかけて追い求めた芸術の真髄に触れることができるのです。 失われた美との再会:《睡蓮、柳の反映》の... -
田中一村展レビュー:奄美の自然が放つ神秘の輝き|東京都美術館2024
静謐な空気が漂う東京都美術館で開催中の「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」。一歩足を踏み入れると、和のテイストを醸し出す木の柵に導かれ、まるで異世界への扉を開くかのような体験が始まります。 心揺さぶる珠玉の作品たち 田中一村展 奄美の光 魂の絵...