美術館– tag –
-
Art
Soul ジェーン エヴリン アトウッド展
無関心の鏡 普段見ていなかったもの(=無関心)を荒々しくも心揺さぶるようにさらけ出されたようでした。 閉ざされた世界の住人たちが被写体です。写っているものは"大多数の常識"とは違う世界、だから否定もしくは目を逸らしてしまう。作品は目を逸らす... -
Art
上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー
花や野菜が生きている 去年からずっと気になっていてやっとこれました。上野リチさんのことは本展示会で初めて知りましたが様々なテキスタイルをデザインされた方なんですね。プリントされた生地を見てみると華やかだけど決して派手さはない印象です。モチ... -
Art
鏑木清方 + 美術館の春まつり2022
円熟ってなんだろう 作品のキャプションには何歳の時に描いたか記してありました。それに気づくと50歳を過ぎた頃からの絵にとても惹き込まれた自分がいます。顔、表情、姿勢、配色、浮かび上がる絵の立体感、どれも歳を重ねるごとに厚みが増します。発色の... -
Art
どうぶつかいぎ展
自分にできること いきなりドキッとする言葉。この展示は2月5日から始まったからウクライナ侵攻の前だよなと思ったり。 絵本自体は見たことあるような、ないような。それくらいのうろ覚えで参りました。改めて展示会場で読むとメッセージ性の強い作品でし... -
Art
ミロ展―日本を夢みて
あっ、好き Bunkamura恒例のディスプレイから展示会のスタート。ミロと日本の関係は深く大阪万博のために作品も描いたそうです。しかし、そんなミロのことを何も知らずに今回も展示会へ。 直感的に「好き」だと感じました。自由にラフに描いているようで違... -
Art
ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展
本物と修復後 「本物はいい!」と思える展示でした。今回の目玉はフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」。解析の結果、背後に天使がいたとあり、しかも本人が消したものではないと判断したため修復したとのこと。埃の層がフェルメールの生きてた時代と違う... -
Art
イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ― モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン
光を表現すること 印象派はやはり光の表現がテーマなんだなと、あらためて思います。室内で描く貴族の絵や宗教画から、外の自然を描くようになり自然光の美しさや水面の揺らめきに心惹かれていったのだと思います。 まだまだ観たことのないゴッホも来日し... -
Creative
ザ・フィンランドデザイン展 ―自然が宿るライフスタイル
かわいい、そして機能的 渋谷駅から出発しBunkamuraへ行くときはこのディスプレイが楽しみで仕方ないです。今回はフィンランドのデザイン展のせいか収まりがいつもより馴染んでいる気がします(多分気のせい) 建物に入るとテキスタイルでお迎え、ムーミン... -
Art
神秘と象徴の中間:草間彌生のモノクローム
草間彌生美術館 草間彌生さんと言えばドット、かぼちゃのオブジェ、奇抜、天才などなど、連想されるキーワードは皆同じかもしれませんね。それくらい強烈なインパクトがあり、現役で今もこの瞬間も新たな作品を生み続けている日本を代表とするアーティスト... -
Art
ユージーン・スタジオ 新しい海 EUGENE STUDIO After the rainbow
現代アートって難しい? このブログでは2回目の東京都現代美術館です。ここは周囲には公園、建物の中には美術図書館やレストラン、カフェがあったりと過ごしやすいところです。 現代アートはアーティストの思想部分が強く理解できないことが多いです。背景... -
Art
篁牛人展~昭和水墨画壇の鬼才~
坂の上の坂 東京メトロ「虎ノ門ヒルズ」駅を降り、坂を上がりに上がりました。普段来ない場所なのでこんなところあるんだなと。再開発中なのか大きな建造物の工事をしてました。古い土地もあり、辺りは高級ホテルや昔ながらの面影を残した建物をいくつか見... -
Art
牧野千穂「森は揺らす」展
ギャラリー山陽堂 山陽堂さんといえば青山通りに面したあの書店さんですよね。原宿から表参道を下った角にあり、特徴的な壁画が目に止まります。 1階(と半地下と半2階?)で本の販売を、2階がギャラリーで3階が喫茶スペースになっています。本を買って、...