篠田桃紅展

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全ての事象が形成される前の姿

抽象画をどう感じたら良いか分からなかったのですが、そんな杞憂は不要でした。多分初めて観に来た人でもお気に入りの作品があると思います。

篠田桃紅さんの作品はまるで「世界が誕生する前の世界」のようでした。全ての事象が形成される前、例えるなら「炎が炎の色や形になる前の姿」を表現しているように感じました。

無の黒

そして黒、画いっぱいに塗られた黒はその先には何も無い黒でした。まだ何も生まれてい無い黒、絶望とも希望とも捉えられない空間がありました。

抽象画に内面的な制約を設けているとキャプションにありました。同じモチーフを数年かけて描き続けること、そのストイックな制約により研ぎ澄まされた表現ができていると思いました。その中で昇華されたエメラルドグリーンや祭りの赤、新しい命の誕生が目の前にありました。

2度目のオペラシティ

オペラシティはなかなか来ないと思ってたのですが案外すぐきました。前回は去年の11月頃の「和田誠展」でしたね。

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2回連続でそうだっただけなんですけど、ここの展示会名はシンプルですよね「◯(名前)展」。余計なことを考えないで良いですね。

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