new born 荒井良二:想像力の扉を開く体感する芸術の旅

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横須賀美術館で開催されている「new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった」を鑑賞してきました。展示会は荒井良二さんの多様な創作活動を通じて、旅するような気持ちで不安や恐れを楽しむ姿勢を表現したものでした。展示会の様子や横須賀美術館で感じたこと、その素晴らしさをご紹介します。

new born
Arai Ryoji
目次

new born 荒井良二

new born 荒井良二
いつも しらないところへ たびするきぶんだった

荒井良二さんは1956年に山形県で生まれ、国内外で高い評価を受けるアーティストです。絵本作家としてだけでなく、絵画、音楽、舞台美術など、さまざまな分野で活躍しています。展覧会では、絵本原画やイラスト、新作の立体作品などを通じて、その創作活動の幅広さを堪能できます。旅をするような気分で、未知の世界に飛び込むような荒井良二さんの姿勢が作品から感じられる展示会です。

絵本や書籍原画を細部まで

ぼくはこんな絵本を作ってきたんだ

展示会では、荒井良二さんの魅力あふれる絵本や書籍の原画が展示されていました。そのリズミカルな文体や色彩、独特の線やかたち、そして心に残る読後感。特に代表作の原画を通じて、作品の魅力が伝わってきました。例えば、「あさになったのでまどをあけますよ」や「たいようオルガン」など、文字のない原画ならではの発見が楽しめました。

荒井良二さんの作品に触れることで、新たな世界が広がりました。展示室に足を踏み入れると、まるで絵本の世界に迷い込んだような気分になりました。荒井良二さんの作品は、その独自のタッチと色彩が、幻想的でありながらもどこか懐かしい雰囲気を醸し出していました。

特に、荒井良二さんの作品は言葉を超えて心に響くものがありました。絵本や書籍原画の細部までじっくりと見ることで、緻密な描写とストーリーテリングの才能が感じられました。荒井良二さんの作品に込められた想いやメッセージが、観る人々の心に響いてくるようです。

新作絵画や立体作品による展示会の構成

GENSHIくん

荒井良二さんの新作絵画や立体作品も展示されておりました。創作活動は、絵本だけにとどまらず、様々な場所やジャンルを旅するように広げています。展示室内にはオブジェや立体物が配置され、その多様性を感じることができました。

作品が展示室全体を彩り、空間全体が荒井良二さんの創作の現在地を物語っていました。その多様性や独創性に触れることで、創作の幅広さと彼の旅するような精神を実感しました。

旅する新作インスタレーション

展示のクライマックスは、「new born 旅する名前のない家たちをぼくたちは古いバケツを持って追いかけ湧く水を汲み出す」という新作の立体インスタレーションでした。小さな家々が点在し、それぞれに物語を内包しながら旅をしていく様子が印象的でした。形態や素材から子どもたちの物語を想像しながら、展示室をゆっくり巡ることができました。

「こんなに綺麗に描けるんだ」

展示を鑑賞しながら、様々な感想が湧き上がりました。

展示室にいた小さな子どもが、荒井良二さんの作品に驚き、「こんなに綺麗に描けるんだ」と喜んでいたのが印象的でした。荒井良二さんの作品は、ダイナミックかつ緻密な描写が魅力で、絵の具の発色が際立って見えました。細かなグラデーションやビビットカラー、甘いペールトーンの使い分けも見事でした。

特に、絵本を読んでいるかのようなドキドキ感を覚えながら作品を鑑賞しました。荒井良二さんの音楽やギターに関する作品も多く、彼の多彩な才能を感じました。また、作品ができ上がる前のデッサンやスケッチも展示されており、その制作過程に触れることができました。

初めての横須賀美術館での体験は素晴らしいものでした。美術館自体も海と森に囲まれた景色が素晴らしく、建物と景観が一体化している美しい空間でした。展示会の見どころだけでなく、美術館の特徴も楽しむことができました。

展示会の興奮冷めやらぬうちに、横須賀美術館での初めての鑑賞体験を楽しんできました。荒井良二さんの作品は、子どもから大人まで幅広い層に楽しんでいただけること間違いなしです。展示の素晴らしさを思い出しながら、今でも心が躍っています。

アートの旅路が心を揺さぶる

鑑賞中に感じた驚きや感動は、そのまま初めて訪れた横須賀美術館の雰囲気とも重なりました。美術館の建物が海と森に囲まれ、自然と調和した空間が作品とともに展示を彩っていました。美術館内のアクティビティや展示室の配置も工夫されており、作品だけでなく美術館全体のデザインも楽しむことができました。

展示会を通じて、荒井良二さんの創作の幅広さや彼の持つアーティスティックな視点に触れることができました。彼の作品は、心温まるストーリーと美しい色彩が絶妙に融合したものであり、一度見たら忘れることのない魅力を持っています。これからも荒井良二さんの作品が多くの人々の心に響き続けることを願っています。展示会を通じて得た感動や思い出は、これからの日々の中で私の宝物となりました。

展覧会情報

展覧会名
new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった

開催期間
2023年7月1日(土)〜9月3日(日)

開館時間
10:00~18:00

休館日
7月3日(月)、8月7日(月)

会場
横須賀美術館

Webサイト
https://arairyoji-nb.exhibit.jp/

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