津田青楓 図案と、時代と、
いや、どんな時代ですか(苦笑)明治から大正にかけてこの3人が揃って同じ時代にいたのかと思うと鳥肌が立ちます。
- 杉浦 ⾮⽔:明治9年(1876年)生まれ
- 日本初のグラフィックデザイナー
- 津田 青楓:明治13年(1880年)生まれ
- 図案に芸術性を取り入れ夏目漱石らの本の装幀も手がける
- 小村 雪岱:明治20年(1887年)生まれ
- 資生堂のデザインも手がけたグラフィックデザイン・アートディレクターの先駆者
この3名の字面も綺麗だな、名前に自然が入っているところが洒落ている。
あまり意識していなかったけど立て続けにこの3人の展示会が開かれたのは何かタイミングあるのかな。今回は真ん中の津田青楓の展示会に行ってきました。
洒落ている
何度も同じことを言ってしまうけど、洒落ている。お洒落で粋な感じがする。この展示会を鑑賞している間はずっとそれを思っていて、逆になぜ今がポップカルチャー(敢えて言うと幼さ)なのかを考えていました。
この大人びた感じはなんだろう・・・?と思ってしまう。
個人的な仮説は明治・大正時代は「大人になる」ことを求められていたのかなと。逆に現在はアンチエイジング、幼さや若々しさが主流なのかなと、こういった時代が反映されているのかな。
あとは大胆な余白。こっちがビビってしまうくらいに大きくとった余白に毅然とした姿、乱れのない精神を感じます(かっこいいな、余白で絵を語らせたい)。
松濤美術館
渋谷はBunkamuraあたりまでしか歩かないのですが、今回の展示を機に松濤美術館まで訪れました。なんだかアート・ポップカルチャーとは違った風景が見えてきます。
きっと今のカルチャー以前の渋谷はこんな感じだったのかな、青果店があったり小売店があったり、本当の渋谷は老若男女が行き来する谷のような気がします。
アール・デコ調のお洒落な美術館。映画やドラマ、写真の撮影に使っても見栄えする場所だと思います。ちなみに次回の展示会はかなり攻めていて(?!)面白そうです。
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Tomorebi
Tomorebiは、Tomo + Komorebi(木漏れ日)から生まれた言葉です。
「光が当たる場所とそこに映る影を描く」ことをテーマに日々の暮らしに寄り添う作品を描いています。
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Gallery Tomorebi
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