朝の東京都美術館
東京都美術館の建物が好きです。
外は煉瓦造り、中は近代のモダン建築。綺麗なオレンジ色の壁が目に止まります。
朝9:20、日時指定券を購入して美術館へ。
もう外までこんなに並んでる?!(と思ったけど開館前でした)
若冲展の時のように待つのかと思いましたが時間になるとすぐに中へ入れました。
ヘレーネの遺産
ヘレーネ・クレラー=ミュラーは後世に芸術作品を残すために収集していました。
ゴッホの作品だけではなく、絵画がどうのように継承されていったのかルーツが分かるようにコレクションしていたそうです。
展示の前半は写実画、キュビズムなど。
印象派・新印象派・象徴主義・抽象主義まで近代絵画を網羅していました。
これらのコレクションからヘレーネの造詣の深さを感じられます。
ゴッホの黄色
後半はゴッホ。
画家を目指してから3年間はひたすら素描、その数に驚きです。
農民や木々、自然讃歌をするゴッホはこう例えたそうです。
フィンセント・ファン・ゴッホ
「素描は種まきで絵は収穫」
これまでゴッホの色彩ばかりに目がいってました。
今回の展示では習熟した素描の上に成り立つ油絵を確認できます。
その収穫となる油絵は、太陽・レモン・収穫・ひまわり・月と星。
南仏のアルルでゴッホが浴びた色彩の光はゴッホにとって希望の光となりました。
力強い黄色、ゴッホは自然を擬人化したように描きました。
厚塗りの絵の具から伸びる太陽の光、うねる星の光。
ゴッホの色彩感覚を開眼させたのは黄色自体の色の力だったのではないでしょうか。
本展のメインビジュアルとなる糸杉の絵にはゴッホの全てがこもっているようです。
後記
そういえば今回のグッズは種類が豊富でした。
展示会限定のトートバッグやゴッホ缶(青山デカーボ監修)、絵葉書を買いました。
時間あればもう一度グッズをみたいです。
ゴッホの人気はすごいですね。
日本だけなのでしょうか?ゴッホも日本を愛しアルルに日本をみました。
もしあの時代にゴッホが日本に来たらどんなことを思うのでしょうか。
想像したら可笑しくなりました。
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「光が当たる場所とそこに映る影を描く」ことをテーマに日々の暮らしに寄り添う作品を描いています。
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