『ふん♪ ふふふ〜ん♫ ふ♪ ふふ〜ふ〜ん♪』
ガラガラガラ
ゴリゴリ
ズズズズ
キュッ キュル キュッ
ミルにも慣れてきた。
どのくらい調整したら中細挽き〜中挽きになるか分かってきた。
はじめはアウトドア専用のミルだったせいか上手く調整ができなかった。
淹れてみると極薄のアメリカンになったりと試行錯誤を繰り返していたのだ。
「よし、お湯が沸けたぞ。」
ポットに火をつけてから豆を挽き終わるまでの工程を調整できるようになった。
ツー ジョボジョボ
のの字を描く
20秒蒸らす。
ふわっと広がる珈琲の香り。
「おっ!」
膨らんできた、新鮮な豆の証拠だ。
ツー ジョボジョボ
のの字を描く
ポットの加減が難しい。
本当は雫が垂れるようにやるらしいがまだまだ修行が足りない。
お湯を注いだペーパーが珈琲色に染まっていく。
『イッツ オンリ〜 ア ペィーパァーム〜ン♪』
ペーパーと聞くとペーパームーンを口ずさんでしまう。
多くのジャズミュージシャンにも演奏されたヒットナンバーだ。
珈琲とジャズ。
この組み合わせを考えた人間は何とも罪深い。

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