先日、寛永寺 開山堂(両大師)で開催された「田中泯・柳家喬太郎 場オドリと場ラクゴ」を鑑賞しました。その魅力に圧倒された素晴らしい時間をお伝えします。
場オドリと場ラクゴ
伝統的話芸を継承・発展させる落語家・柳家喬太郎と、世界で活躍する前衛的ダンサー・田中泯のコラボレーション。田中泯の縦横に変化する踊りと、柳家喬太郎の即興的で柔軟な落語が交差し、予測不能で創造的な瞬間が生まれました。
田中泯の場オドリから始まる
前半は寛永寺開山堂の境内で田中泯さんの場オドリが始まりました。観客は各自好きな場所から鑑賞し、山口百恵の曼珠沙華が響く中、田中泯さんの舞が始まりました。その独自のパフォーマンスに圧倒され、境内中に広がる自由な雰囲気が印象的でした。
柳家喬太郎さんの現れる瞬間、彼の独特の声が響き渡り、「御利益はいただくものか、てめぇで取るものか」「太陽が柔らかいのに暑いのは憎いね」との呟きは、まさにこの世とは思えないような体験でした。
「『死んでみないと分からない』ってのは死ぬのが怖く無くなるね」
そして田中泯さんの後を追うように御堂に入りました。
柳家喬太郎の落語との融合
後半は柳家喬太郎さんの落語が繰り広げられました。田中泯さんは舞台の影に隠れ、柳家喬太郎さんの枕から始まる落語「心眼」に聴き入りました。
話が進むにつれ、田中泯さんが再び場オドリを始め、「場オドリと場ラクゴ」が幕を開けました。田中泯さんの場オドリは人の煩悩や死神を表現し、柳家喬太郎さんの心眼に触れ感動が広がりました。その融合は予測不能で、鳴り止まない拍手がお堂に響く中、心に残る瞬間となりました。
「場オドリと場ラクゴ」のコラボレーションの感動
「場オドリと場ラクゴ」のコラボレーションは期待を超える感動でした。あの場にいた人間にしか伝わらない世界が広がり、田中泯・柳家喬太郎の表現力に心から圧倒されました。この夜、寛永寺開山堂は歴史と現代が交錯し、新しい芸術の可能性が拓かれた瞬間でした。
そして帰りにな長編ドキュメンタリー映画『名付けようのない踊り』のBlu-ray(サイン入り)を購入しました。犬童一心監督もその場にいてご挨拶しました。もう一度観たいと思っていた作品だったので購入できて良かったです。
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