#7 椎茸にまつわる話

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『これは必見!実は椎茸を冷凍すると・・・!?』

『目から鱗、買った椎茸はすぐに・・・!?』

ふふふ、もう知ってるわよ。

あぁ、この香りがダメな人がいるのは分かっている。

でもそういう意味では私は勝ち組よね。

だってこの芳醇な香り、鼻から抜けていくあの香りを味わえるのだから。

昨日鑑賞したジョシュア・レノルズが描いた《ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち》。

あのグレイッシュヘアーの美女たちはこの香りが分かるのかしら?

楽園のような世界で裁縫をしながら優雅に暮らすことだけが”唯一のお仕事”のような貴婦人たち。

きっとお会いした時はこう言うわ。

「貴女たちの香水は品がよろしくなくて嫌ですわ。」

ふふふ、”他人”と比較しても仕方ないわね。

さぁ、切ったらジップロックに入れて一晩寝かすの。

明日の舞踏会もきっと私を虜にするのだから。

椎茸にまつわる話

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