静かな時間の中で、絵と対話する日々

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音楽の無い時間

今、この静かな瞬間、キーボードを叩きながら自分の絵と向き合っています。絵と向き合う時間が増え、その中で感じる想いをブログに綴りたくなりました。これは私だけでなく、同じように絵と向き合う仲間たちへ送ります。

絵との対話が深まる

雑念や他者の視線が薄れ、純粋に「自分の絵」を描くことへの欲求が強くなりました。アーティストがステージに上がる瞬間、私も感じる「スイッチが入る」感覚。アドレナリンが湧き上がり、自己を解放しているのを実感します。

呼吸法と瞑想に出会いました。エアコンの音、車の走行音、朝の鳥のさえずり。息を吐くごとに自分が宇宙と一体になる感覚。五感を内側に向け、自我を解放することで確かな自己に気づくことができました。矛盾するようですが、自我をなくすことで確かな自分に出会えるのです。

音楽のない時間

普段は音楽を流していますが、絵を描くときは無音の時間が増えました。世界と一体になりたい、その思いから音楽を止め、環境音に耳を傾けます。なぜ今、この絵を描いているのか、集中しつつ雑念を捨てフラットな状態で自分を絵に込めることが出来るからだと思います。

心がフラットでないと、何かから急かされているような感覚に襲われます。その時は良い絵が描けません。時の流れやその場の空気を感じ、今この瞬間に心を向けることが重要です。

珈琲を淹れるときやほうれん草を茹でるときは音楽を流しません。
ゆっくりと流れる時間を感じることができるからです。

今この瞬間に意識を向けて

冒頭で話したアーティストのアドレナリンの話。それはテンションを上げるのではなく、今この瞬間に意識を向け、会場と一体化する感覚かもしれません。噺家も同じように、会場全体を把握し、自分が世界であり「個」であると感じているのだと思います。

画家アンリ・マティスは目の病により昼間も暗がりで絵を描いていました。目の前のモノに集中し、素晴らしい色彩の絵画が生まれたのは、明るすぎる世界よりも暗がりの方が「個」の世界に溶け込みやすかったのかもしれません。

世界の中の「個」は何なのか言葉にできません。しかし、外の世界は無限の価値観で満ちています。他者の価値観を介在させない状態で描く絵には美しさがあります。他者のノイズから解放された「個」が、誰かと共鳴して人の心を癒すと思います。

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Tomorebi

Tomorebiは、Tomo + Komorebi(木漏れ日)から生まれた言葉です。
「光が当たる場所とそこに映る影を描く」ことをテーマに日々の暮らしに寄り添う作品を描いています。
暮らしの中にあるさまざまな景色や抽象的な表現を通じて、新しい景色や感覚を得られたら幸いです。

Gallery Tomorebi

誰かの生活や営みを豊かにしたいという思いから、「Gallery Tomorebi」を始めました。
「Gallery Tomorebi」は、アートを手軽に手に入れることができるギャラリーサイトです。

Gallery Tomorebi
Gallery Tomorebi 毎日の暮らしを豊かにするアートギャラリーです。 部屋のアクセントになるような、誰かの暮らしや営みが豊かになる作品を販売しています。

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