こんにちは！最近私は新しい絵画技法を試しその魅力に取り憑かれてしまいました。今回はその素晴らしい体験と感動、そして自分自身に対する自信の変化についてお話しします。
自分らしい絵がわからない
以前から私は自分がどのような絵を描きたいのかについて悩んでいました。自分の中にはアイデアがあっても、思った通りにそのイメージをキャンバスに表現することが難しく感じられていました。このことが私の自己評価に影響を与え、自分の絵画に対する自信を失っていました。
新しい技法の出会い
ある日、偶然にもペインティングナイフの技法を目にしました。その厚塗りの質感は、私が尊敬するゴッホの作品を思い起こさせるものでした。従来、アクリル絵の具を使って厚塗りを試みていましたが、ペインティングナイフとモデリングペーストを使った技法が私の中で響きました。まさにこれが私が求めていた表現方法だと感じました。
新たなアプローチの重要性
成長や進歩には、常に新しいアプローチを試すことが不可欠だと思います。ゲームのように同じ敵を何度も倒しても、経験値は得られません。絵画でも同様で、同じモチーフに挑戦しても、アプローチを変えて試行錯誤することで初めて成長が訪れるのです。
そして、展示会や企画展などで他の人々からの意見を受けることで、新たな気づきが得られることがあります。先日、私は「サマーラバー」というイベントに参加し、ペインティングナイフ技法を使った作品を展示しました。多くの方々から寄せられた感想を通じて、私の作風に対する自信を取り戻すことができました。
個性の探求
歌舞伎俳優の中村勘三郎さんは、「型があるから型破りが出来る」「型が無ければ単なる形無し」と言われていました。絵画やイラストも同様で、基礎となる技術が個性の基盤を形成します。もちろん、先進的なデジタルとアナログの組み合わせなども魅力的ですが、基礎を忘れずに取り組むことが成長への近道です。
そして、個性とは経験や人間性から生まれるものだと思います。どのような経験を積み重ね、どのような感情を抱き、どのような人々と交流し、どのような驚きを得るか。それらが作品に深みを与え、独自の個性を形成するのです。
使用した画材
- ホルベイン アクリリックメディウム AM441 300ml モデリングペースト〈灰白色盛り上げ材〉
- ターナー色彩 メディウム U-35 ジェッソ UA001910 1000ml ホワイト
- ターナー色彩 アクリル絵具 U-35 ヘビーボディータイプ
新作「初花」シリーズと自信の一歩
そうした思いを胸に、私は新しいペインティングナイフ技法を取り入れた作品「初花」シリーズの制作を始めました。これは私自身の成長を反映した作品であり、そのプロセスに感動と充実感を見出しました。
また、先日の「サマーラバー」で展示された作品も販売を開始する予定です。たくさんの方々からいただいた感想が私の自信の源となり、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれました。
新たなアプローチで見つけた自分の新たな一面
新しいペインティングナイフ技法を試すことで、私は自分の本当の表現方法を見つけ、自信を取り戻すことができました。絵画においても、日々の努力と新たな挑戦が成長へとつながることを実感しました。個性は経験や人間性から生まれるものであり、自分自身を深く知る旅でもあります。
これからも新しいことに挑戦し、自己成長を続けながら、自分らしい作品を創り上げていきたいと思います。自分の可能性を信じて、新しい一歩を踏み出していきます。
Tomorebi
Tomorebiは、Tomo + Komorebi（木漏れ日）から生まれた言葉です。
「光が当たる場所とそこに映る影を描く」ことをテーマに日々の暮らしに寄り添う作品を描いています。
暮らしの中にあるさまざまな景色や抽象的な表現を通じて、新しい景色や感覚を得られたら幸いです。
Gallery Tomorebi
誰かの生活や営みを豊かにしたいという思いから、「Gallery Tomorebi」を始めました。
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